Solty rain, Sunny world

甘くてしょっぱい日常の思いをつぶやいています。

逃げ

昔から、壁に当たると逃げてきた。

 

小学校、鍵盤がつまらなくてやめた。

中学校、コンクール直前で急に高い音が出なくなり、どれだけ個人レッスンをしてもらってもダメだった。なのに、コンクールが終わった後に文化祭で披露した時は軽く高音が出た。ストレスによる体力低下だった。

高校、部活以外の時間が欲しくなって演劇部を辞めた。また楽器に逃げた。なのにまた辞めた。部活のみんなが羨ましくなって、また戻らせてもらった。

大学、就職したくなくて大学院に進んだ。だけど内容についていけなくなって、そして海外へ研究に行かなければならないのが怖くなって、大学院を辞めた。なのに就職活動はうまくいかなかった。

社会人、習いごとに飽きて、嘘をついて辞めた。たくさん辞めた。

入った劇団も思っていたのと違って辞めた。

子どもの習い事も同じように辞めた。全てわたしの都合だ。

会社を辞めた。もっと自分に相応しい場所があると信じて辞めた。でも行った先は到底稼ぐことはできない場所だった。一年で辞めた。そしてまた前職に戻った。だけど前職は今もひどい現場だ。

 

いま、家族が鬱陶しくなっている。

辞めたい、辞めたいと思っている。

自分はまた逃げるのだろうか。